探偵に電話したら、何が起きるのか分からない。
いきなり調査が始まるのか。
対面で会わないといけないのか。
何を聞かれるのか。
断れなくなるのか。
「流れが分からない」ということ自体が、「相談しにくい」の理由になってしまう。
このページは、探偵事務所の比較ではありません。
相談から報告書まで、一般的な流れをステップごとに整理したページです。
事務所によって細かい違いはありますが、大きな流れは共通しています。何が起きるかが分かるだけで、相談のハードルは下がります。

ステップ1:相談(電話・メール・LINE)
最初のステップは、相談です。
多くの探偵事務所では、電話やメール、LINEなどで無料相談を受け付けています。
この段階では、調査は始まりません。
相談しただけで、何かが動き出すことはありません。
相談の段階で話すことは、おおまかに以下のような内容です。
- どんなことで悩んでいるのか。
- どんなことを知りたいのか。
- 今どういう状況にあるのか。
整理されていなくて構いません。「浮気しているかもしれないけど、何をすればいいか分からない」という状態でも、相手が整理を手伝ってくれます。
匿名で相談できる事務所もあります。名前を出さなくても、状況を伝えることは可能です。
ステップ2:ヒアリング(状況の共有)
相談のあと、もう少し詳しく状況を共有するヒアリングに進むことがあります。対面の場合もあれば、電話やオンラインで行われることもあります。
ヒアリングで聞かれることの例は、以下のような内容です。
- 対象者の行動パターン(通勤経路、帰宅時間、休日の行動など)。
- 疑いを持ったきっかけ。
- すでに自分で確認していること(LINEのやりとり、レシートなど)。
- 調査の目的(事実確認だけなのか、法的に動くためなのか)。
すべてに正確に答える必要はありません。分からないことは「分からない」で問題ありません。
ヒアリングの目的は、調査の方向性と範囲を決めるための情報共有です。尋問ではありません。
ステップ3:見積もり(費用の提示)
ヒアリングの内容をもとに、調査の見積もりが提示されます。
見積もりには、以下のような情報が含まれるのが一般的です。
- 調査期間の目安。
- 調査員の人数。
- 料金の内訳(時間制・パック制・成功報酬制など)。
- 追加費用が発生する条件。
- 報告書の有無と内容。
見積もりは、検討するための材料であって、契約ではありません。
見積もりを受け取ったら「持ち帰って考えます」と言って構いません。その場で即決する必要はありません。複数の事務所に見積もりを依頼して比較することも、一般的な方法です。
料金の仕組みについて詳しくは、探偵の料金・費用の仕組みを整理するのページで整理しています。
探偵依頼にかかる料金の目安と確認タイミング
見積もりを受ける段階が、料金を確認する最も重要なタイミングです。
探偵の料金は調査内容によって変動しますが、見積もりの段階で以下を確認しておくと、あとからの不安が減ります。
- 総額の上限目安(「最大でいくらになるか」)。
- 追加費用が発生する条件(交通費・延長料金など)。
- 支払い方法とタイミング(前払い・後払い・分割)。
料金の仕組みについて詳しくは、探偵の料金・費用の仕組みを整理するのページで整理しています。
ステップ4:契約(依頼の正式決定)
見積もりに納得できたら、正式に契約を結びます。
契約の段階で確認しておくべきことは、以下の点です。
- 調査の範囲と期間。
- 料金の総額と支払い条件。
- 追加費用の発生条件。
- キャンセル・中断時の条件。
- 報告書の形式と納品時期。
探偵業法により、探偵事務所は契約前に重要事項の説明を行う義務があります。不明な点があれば、契約前に質問して構いません。
分からないまま契約する、のがもっとも危険です。納得できるまで確認してから契約してください。
ステップ5:調査(実際の調査期間)
契約後、調査が開始されます。
調査中、依頼者が行うことは基本的にありません。普段通りの生活を送ることが求められます。
注意が必要なのは、以下のような行動です。
- 対象者に対して態度を急に変えないこと。
- 調査中であることを第三者に話さないこと。
- 自分でも調査(尾行や張り込み)をしないこと。
これらは調査の成功率に影響します。対象者に気づかれると、行動パターンが変わり、証拠が取りにくくなります。
調査期間中、事務所から中間報告が入る場合もあります。頻度や方法は事務所によって異なります。
ステップ6:報告書(結果の共有)
調査が終了すると、報告書が提出されます。
一般的な報告書には、以下のような内容が含まれます。
- 対象者の行動記録(日時・場所・行動内容)。
- 写真や動画の記録。
- 調査の概要と結果。
報告書は、法的な場面で使用されることを想定して作成されるのが一般的です。慰謝料請求や離婚協議の際に、事実を示す資料として使われることがあります。
ただし、報告書の質や形式は事務所によって異なります。報告書のサンプルがあるかどうかを、相談の段階で確認しておくと安心です。
報告書を受け取ったあと、すぐに何かを決める必要はありません。証拠が出た後の気持ちの整理については、浮気の証拠が出ても決められない|すぐ答えを出さなくていい理由のページで整理しています。
相談したからと、依頼しない選択もある
ここまでの流れの中で、どの段階でも「やめておく」という選択はできます。
- 相談だけで終わる。
- ヒアリングまで進んでも見積もりを見てやめる。
- 見積もりを持ち帰って、結局依頼しない。
どれも珍しいことではありません。
探偵事務所も、相談がすべて依頼につながるとは想定していません。相談は、情報を集める場として使っていいものです。
相談だけで終わることについては、探偵に相談するか迷ったとき|相談前の整理のページでも整理しています。
今は依頼のことを考えなくていい
ここまで読んで「まだ依頼する段階ではない」と思うなら、今は考えなくて大丈夫です。
- 相談から報告書まで、6つのステップがあること。
- 相談しただけで調査が始まるわけではないこと。
- どの段階でも「やめておく」こと。
この流れを知っているだけで、いつか動くときの不安が一つ減ります。
知ることと、決めることは、別の段階に置いて構いません。
まとめ
探偵に依頼すると、相談→ヒアリング→見積もり→契約→調査→報告書という流れで進みます。
相談しただけで調査は始まりません。見積もりを受けても契約しなくて構いません。どの段階でも「やめておく」選択ができます。
「電話したら何が起きるか」が分かるだけで、相談のハードルは下がります。